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つくもならず

器物を100年間大切にすると、それらに魂が宿り「付喪神」という神聖な存在になると信じられてきた日本。

しかし、付喪神は人間を脅かす存在だと突拍子もない噂が流れた江戸時代に、その噂を信じた人間たちは古道具を燃やしたり、執拗に破壊をして処分をしてしまった。
その結果、人間に恨みを抱いてしまった器物たちが怒りによって妖と化し、人間たちを蹂躙するという事件が起きる。

それを見て人間を護ろうと立ち上がった本当の付喪神たちと、人間に処分された付喪神たちによる戦争が発生。結果は前者の勝利となり、後者の付喪神たちは「つつも」と呼ばれるようになり、

人間に干渉しない世界での生活を余儀なくされた。

時は流れ、現代。
付喪神たちの戦争で各地に残った妖気がまだ作られて間もない器物たちに反応し、本来付喪神に

なるはずではなかった者たちも命を宿すようになった。しかし彼らは付喪神・つつもの両者に仲間だと受け入れてもらえず、「つくもならず」と呼ばれて差別の対象となり、その結果付喪神たちが暮らす世界の片隅で細々と暮らす他なかった。

そんな中、とある人間の高校生たちが付喪神たちの世界への入り口に踏み込んでしまう。そこで

つくもならずの2人組と偶然出会ってしまい、初めは衝突するもお互いの事情を知って和解。

仲良くなった人間とつくもならずたちだったが、彼らには様々な困難が立ちはだかるのだった。

用語集

​■つくもならず

本来命を得るはずがなかった道具が、付喪神たちの戦争で残った妖気の影響を受け、妖と化した者たち。通称「ならず」。 人間の3倍ほどの力を持つが、つつもや付喪神と比べると圧倒的に弱く、妖術の類も基本的に使うことはできない。 

​■つつも

あと少しで付喪神として生を受けるはずだったが人間に捨てられ、その恨みから妖と化してしまった者たち。人間と付喪神を酷く憎んでいる。つくもならずに対しては見下すものが多いが、同情心から友好的に接するものもいる。付喪神との戦を止めるために人質となったリーダーの瑠璃姫を憐れむものと、敗北を認めた臆病者として不満を抱くものの間で争いが起きることもある。

​■付喪神

100年の時を経て、命を得た道具が妖と化した者たち。人間を愛しており、かつて殺戮を繰り返すつつもたちから人間を護った。つつもとつくもならずは徹底的に見下しており、いたずらに殺すことも多い。付喪神の始祖である煌大を崇拝しており、彼を貶めるものには死よりも苦しい罰を与える。付喪神一体につき、並のつつもが10体集まってようやく倒せる程の力を持つ。

​■黒雨

闇猫がリーダーを務めているチーム。店の名前でもあり、メンバーのつくもならずたちは定期的に街を見回ったり、つくもならずたちのお願いを聞くなどの仕事をしている。通常は人間界に行くことは許されていないが、新たに生まれたつくもならずを案内する仕事も行うため、煌大から特別に許可を得ている。

また、人間界に身を潜めているつつもを討伐する仕事を秘密裏に行っているが、そのままの力では役不足なため、触れることで妖の潜在能力を引き出し、新たな力を与えるという「妖玉」と呼ばれる秘宝を煌大から授けられており、メンバー全員が何かしらの妖術を扱うことができる。

​■ヴァイス

白狐がリーダーを務めているチーム。白狐の闇猫に対する個人的な恨みから、黒雨の仕事の邪魔や嫌がらせをすることが多く、普段の素行も悪いためつくもならずたちの間でも厄介な連中として警戒されている。黒雨がトラブルを起こしている間にこっそり忍び込み、ヴァイスのつくもならずたちも「妖玉」から力を得て妖術を扱うことができるようになった。

​■妖玉

はるか昔に妖たちの間で秘宝として保管されていた、妖力が込められた玉。「妖に新たな力を与える玉」と、「妖の力を奪う玉」の計2つが存在していた。​付喪神がまだ煌大ただ一人だった時代に、彼が他の妖を殺して強奪している。

キャラクター

※現在、立ち絵を一新するために全てラフ画になっております。

​随時更新

​人間

雅子ドット.png
祐平ドット.png

つくもならず

つつも

付喪神

10周年記念動画(旧デザイン)

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